今週の気になるロボットニュース(12/3~12/9)

著者:HaLu

■メディアを賑わすS・ホーキング博士の見解

BBC(英国放送協会)に英理論物理学者のスティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士が語った発言とやらが注目されています。その内容とは、「人工知能は極めて有用であるということは明らかになっているけれども、完全な人工知能の開発は人類を終わりをもたらす可能性がある」ということなんです。完璧な人工知能を開発してしまえば、それは自立して自らを再設計していくというのです、それも加速度的に。このホーキング博士の意見に対して、専門家たちはいろいろな考えを示しています。完璧な人工知能が作られたとき、いったいどうなってしまうのか?その人工知能が果たして人間がコントロールできる範囲のモノでるのかどうか、その辺にポイントがしぼられてくるのではないのかと個人的には感じています。映画などの影響によって、完璧に近い人工知能がもたらす人類への影響、結末は、暗いものが多いので、ホーキング博士の発言とリンクしてしまうという感もあります。しかし、その根拠や証拠を示すようなデータがないということもあり、発言は大げさだとする人もいます。さて、みなさんはどう思いますか?人工知能は所詮人間が作り出した機械であるだけなのか、それとも、その人間を超えたところに到達してしまうのか。どちらにしても目を離さずにはいられない分野ですよね。

 

■人工知能型コンピュータ「ワトソン」

人工知能は常に話題になっているということで、もう1つ人工知能に関するトピックをご紹介します。米IBMが開発した人工知能型コンピュータ「ワトソン」の活躍の場が広がってきています。「ワトソン」の特徴は“ビッグデータ”と呼ばれるインターネット上の膨大な情報を分析、そして素早く最適な選択肢を絞り込めるという、まさにコンピュータの理想形。日本でもみずほ銀行、三井住友銀行が、来年から「ワトソン」搭載のシステムでコールセンター業務を開始させるそうです。これは期待できますよね。コールセンターで不快な思いをする回数が減りそうです。

 

■ちょっと不気味なドラマinスウェーデン

東芝から発表された人間に近い姿かたちをしたコミュニケーションロボット、見たことありますか?こちらのロボットの現在の機能としては、簡単なあいさつや手話、お辞儀などの動作をするのみなのですが、2020年には、センサ技術や音声合成技術、音声認識技術などのさまざまな技術を組み合わせて高齢者や認知症患者の話し相手になったり、手話ロボットなどになったり、高齢者見守りロボットになったり、そんな活躍を計画しているというので、数年後、お目にかかることが多くなってくることでしょう。

このロボットの気になるところは、なんといってもその容姿。インパクトがすごいって思いました。来年度には受付窓口や展示会案内用のロボットとしての実用化を目指しているということですが、人間に近い形の容姿でちょっとリアルすぎるためか、一見普通の人間の姿なのですが、若干の「コワい」と感じてしまうということも否定できません。1度チェックしてみてくださいね。Pepperのように愛くるしいというタイプではありません。リアルな表現が果たして吉と出るのか凶と出るのか、楽しみなところです。そんな日本の人型ロボットによく似たロボットたちがこれでもかというくらい登場するというドラマがスウェーデンで話題を呼んでいたというのをご存知ですか?こちらも映像にインパクトがあったので、ご紹介したいと思います。

ここで登場するロボットは電気で動きます。自分で考えることができて、人間と心と体も交流を持つことができ、自らの自由と権利を求めて闘うということさえやってのけてしまうといのです。それが、ドラマシリーズ「Real Humans(リアル・ヒューマンズ)」。人間とロボットを掛け合わせた造語、hubot=ヒューボットが登場します。テーマは“人間とは何か”。このドラマを作るきっかけになったのが、制作者が日本で作られた人間そっくりのロボットを見たことかもしれないと言っているとか。

テーマは深く、答えを出すのが難しいといった感じですが、内容は盛りだくさんなので、機会があったら見てみてください。フランス、オーストラリア、韓国などの世界50カ国以上が放映権をゲットしたというこのシリーズ。日本でも見てみたいですよね。

 

参考HP

Stephen Hawking Official HP

http://www.hawking.org.uk/

IBM WATOSON Official HP

http://www.ibm.com/smarterplanet/us/en/ibmwatson/

Real Humans(リアル・ヒューマンズ)スウェーデンのオフィシャルHP

http://www.svt.se/akta-manniskor/

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